2016年4月28日 - 活動の近況
基金では、ホームレス状態の方が低廉な利用料で半年間の居所として利用でき、その一部が自動的に積み立てられる「ステップハウス」を実験的に運営しています。東京では一般社団法人つくろい東京ファンドと連携して2014年から運営を始めていましたが、大阪では支援的な家主の方から空き物件を借り上げ、新たにステップハウス「悟楽堂」がスタート。
2015年8月~利用を始めた第1期のメンバー4人は、期間中に積み立てたお金を元手に、一般借家、シェア居住、簡易宿泊所とそれぞれの生活スタイルに沿う新たな場所へ移り住むことが出来ました。
第2期、3月から利用を始めたメンバーも年齢やバックグラウンドは様々。月例の入居者会議では「客商売だし、毎日風呂には入る。疲れも取れますしね」、「野宿はどこか気ぃ張ってるから、ここでは熟睡できるね」、「洗濯、料理、掃除。路上に出る前の暮らしを思い出すよ」などの声が聞かれました。始まった新生活を、引き続きサポートしていきます。