ホームレス概数調査、3千人切るも実態は見えず

2024年5月31日 - 活動の近況

ホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)」(24年1月、厚労省)が発表されました。全国の路上生活者数は2820人で、調査開始後初めての2千人台にまで減少。都道府県別上位は大阪府856人、東京都624人、神奈川県420人でした。全体的に減少傾向ですが、女性はわずかに増加しています。一方、本調査は目視によるもので、対象は公園、河川、道路、駅など屋外で生活する人に限定。ネットカフェや知人宅など不安定な居所を転々とする人など、広い意味でのホームレス状態にある人は含まれていません。2018年に東京都が実施した調査では「ネットカフェ等で寝泊まりする人」は1日当たり4000人という推計値も出ており、早急な実態解明が待たれます。

応援・参加するには

寄付をする(寄付金控除あり)