2024年1月12日 - 活動の近況
都内の困窮者支援の現場で、入管の収容施設から仮放免中の人がホームレスになる事例が増えています。
そこで2023年8月から12月にかけて、北関東医療相談会、つくろい東京ファンド、ビッグイシュー基金、3団体の共同で「仮放免者と住居」の実態調査を行い、その結果を報告書『仮放免者住居調査報告-追いつめられる ホームレス化する仮放免者』としてまとめました。
調査には146件の回答があり、8割超が難民認定申請中の人、3割は未成年の子どものいる世帯でした。7割近くの人に家賃滞納の経験があり、5人に1人が路上生活を経験。9割の人が「家賃が苦しい」と回答しています。家賃の支払い方法は「親戚親族・友人からもらう」「借金」「支援者・支援団体からもらう」の順で多く、就労を禁じられ自活が困難な仮放免者の実態が浮き彫りになりました。「報告書」には回答者の声も掲載しています。
同調査の概要やポイントは、一般社団法人つくろい東京ファンド公式HPからご覧いただけます
調査の報告書は以下から、閲覧・ダウンロードいただけます。
『仮放免者住居調査報告-追いつめられる ホームレス化する仮放免者』 全文PDF