2023年11月2日 - 活動の近況
ビッグイシュー基金では2023年2月から6月にかけて、「おうちプロジェクト2」を実施しました。これは長引くコロナ禍の影響で住まいを失いそうな人、特に生活保護などの支援を利用しにくい人のホームレス化予防を目的に家賃補助を行うものです。14の民間支援団体が協働して、103世帯の家賃、8世帯の初期費用をサポートし、総額約1152万円を提供しました。
民間財団の助成を受けて実施した、入居初期費用補助事業「おうちプロジェクト」(2020年8月~21年8月に実施)。その中で見えてきた「コロナ禍の中で生活保護などの公的支援を利用できない人や、利用に抵抗がある人は、どう住まいを維持するか」という課題を受けて、家賃補助の実験事業に取り組みました。
利用申込者は40代(32%)、50代(23%)が多く、申込時の雇用形態は無職(就労許可がない人を含む)の人が約6割を占めました。また、利用者の76%は外国籍の人で、その約半数が入管の収容施設から仮放免中の人でした。利用者からは「長期的に今回のようなプロジェクトがあるとうれしい」という声が多くありました。