公営住宅の空き室を活用した「あまやどりハウス」を運営

2023年3月31日 - 活動の近況

ビッグイシュー基金では、兵庫県尼崎市、生活協同組合コープこうべ、阪神間の支援団体などと協働して、市営住宅の空き室を活用する「あまがさき住環境支援事業」に参加しています。尼崎市内の市営住宅のうち、建替え予定などで募集停止になっている空き室を、民間団体の居住支援などの取り組みに活用する事業です。
2022年9月から4室を活用し、月に6500円の家賃に自治会費と光熱費を負担すれば、1年程度住める「あまやどりハウス」を開設。これまでに定まった住まいのない30代~50代の5人が利用し、新たに2023年4月からは4室を設けます。
入居半年の利用者Aさんは「ご近所ともすっかり顔なじみ。もっと長く住めたらいいんやけど」と話し、出口となる住まいの確保も課題になっています。
公営住宅の空室は全国20万戸(2023年、国交省調査)ある一方、若年・単身者や保証人の確保が難しい人への間口は広くありません。
この状況を変える提案にも、この経験を活かしたいと考えています。

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