2022年9月14日 - 活動の近況
8月、大阪で路上生活をしながら雑誌販売の仕事で生計を立てているEさんから、「体調が悪い」と相談がありました。発熱の症状があるため、大阪府のコロナ相談窓口に電話するもつながらず。Eさんは無保険のため、基金が日頃から協力関係にある医院の発熱外来を受診した結果、コロナ陽性と診断されました。
療養する「場所」を探すため、保健所や市の担当課と療養施設入所の調整をしましたが、すぐに受け入れ可能という場所はありませんでした。そこで、基金の借り上げシェルターで隔離期間を過ごしてもらうことになり、食品を提供し、連絡用の携帯電話も貸与しました。大阪では、ほかの民間支援団体でも同様のケースが起こっています。住まいのない人でも安心して療養できる場所や施設の確保が必要です。