2022年6月14日 - 活動の近況
厚労省は「ホームレスの実態に関する全国調査」(21年11月)を行い、毎年実施の概数調査と5年に1度の実態調査の結果を4月に公表しました。最新の概数調査では、全国の野宿者数は過去最少の3448人。都市別順位は大阪市が923人、東京都23区703人、横浜市285人でした。
実態調査では、回答者1169人の約半数(48.9%)が収入のある仕事をし、8割が公園・河川などに居住。平均年齢は前回調査から2.1歳上がって63.6歳になり、70歳以上が34.4%を占めました。また路上歴10年以上の人は5.4%増えて4割になり、高齢化・長期化が進んでいます。
一方で、従前の住居形態が「持家」の人は2.3%増(11.3%)、「民間賃貸住宅」の人も6.2%増(45.7%)となり、安定した住まいを失い新たに路上化する人の割合が増えています。コロナの影響では、「収入が減った」(15.3%)「食べ物が得にくくなった」(10.0%)「緊張感を感じる」(8.8%)などの回答がありました。
※「ホームレス」の定義については、下記ページもご覧ください
→ホームレス問題の現状