2022年3月31日 - 活動の近況
大阪のステップハウス「悟楽堂」は、篤志家の家主さんより提供された空き室を基金が借り受け、住まいのない人が、月額1万5000円で利用できるアパートです。利用者は利用料のうち1万円を積み立て、次のステップへの資金にすることができます。
2月末、利用者のMさんが、大阪市内のアパートへ転居しました。Mさんは21年5月に悟楽堂に入居し、身分証をつくり、ビッグイシュー誌の販売で引っ越し費用を貯蓄。基金では物件探しや引っ越しなどをサポートしました。「利用中に身辺整理が進み、もう一度自分名義でアパートを借りられることになり、本当にうれしい。悟楽堂の生活にもすっかり慣れ親しんだ時に引っ越しとなったけれど、新しい街での生活も楽しみたい」と話しています。
3月からは、新たに2人が利用を開始。2015年の開設から6年半で、計32人が利用しました。