2022年2月14日 - 活動の近況
昨年末、新型コロナの影響が続く中、基金では定例の支援活動に加えて、複数のホームレス支援団体と協働して相談会を開きました。
東京では、2021年12月30日と22年1月3日に四谷の聖イグナチオ教会で「年越し大人食堂2022」を開催。都内の支援団体で共催し、基金からは共同代表の枝元なほみと稲葉剛が参加し、スタッフは物資の調達・運搬、広報、会場誘導などを担いました。
4回目となる今回の来場者は、2日間で計685人と過去最多。お弁当や食材、紙おむつや生理用品などを手渡し、生活・医療・女性専用の各相談ブースには計218人が訪れました。「年末は仕事もないし、炊き出し回りでしのぐ」と話す60代の男性や、「また3日に来ます。よいお年を」と両日参加の高齢女性、友人連れの若者など来場者は多様でした。
当日の様子は複数のメディアで取り上げられましたので、こちらもご覧ください。
大阪では、12月30日~1月3日に、市内23団体による支援ネットワーク「新型コロナ・住まいとくらし緊急サポートプロジェクトOSAKA」で窓口を設け、基金スタッフも相談員として参加。24人から、寝る所や食べるものがないなどの相談があり、ホテルに宿泊した人からは「暖かいところで年を越せてよかった」という声もありました。
そのほか、札幌から鹿児島まで各地の連携団体9団体が主催する越年越冬の活動に、炊き出しの経費など計17万円をカンパ。また、東京・大阪の事務所と日頃からかかわりの多い野宿生活の人15人に、ビジネスホテルなどの宿泊機会を提供しました。
※「新型コロナ・住まいとくらし緊急サポートプロジェクトOSAKA」では、住まいがない人へのホテルでの緊急宿泊の提供や、相談会開催のために、継続して寄付を募集中です。長引くコロナ禍の影響で困窮する人の生活再建を応援する活動に、寄付でご参加ください!
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