2021年9月30日 - 活動の近況
東京事務所では、都内で住まいのない人が荒天時や体調不良時に身体を休めることのできるシェルターを2室設け、昨年は23件の利用がありました。8月にはコロナに感染した路上生活の人が、療養施設に移るまでの一晩をここで過ごしたケースもあり、他の支援団体においても、団体自前の施設での療養をサポートせざるをえなかった事例があるようです。
この状況を受け9月から、新たに「エマシェルター」をオープンしました。英語のEmergency(緊急)に由来する名前のこの1室は、駅徒歩2分、15平米のワンルームで、体調不良時や、行政施策につながるまでの一時滞在場所として運営します。
こうした現場のサポートと並行して、都内で困窮者支援の活動をする10団体・個人の連名で、住居喪失者が発熱した場合の円滑な対応を求める要望書を東京都に提出し、27日には関係部局との意見交換をしました。
要望書の内容や趣旨については、呼びかけ人である、北畠拓也さんのnote記事もご参照ください。