東京五輪を前に、ホテル確保などを緊急要望

2021年7月14日 - 活動の近況

昨年4月の緊急事態宣言以降、東京都は住まいのない人の一時滞在場所に個室のホテルを用意しました。しかし五輪開催を前に都内での宿泊需要が高まり、ホテルの確保が難しくなっています。この状況を受け、7月7日に都内で困窮者支援をする11の団体・個人連名で、都に「東京五輪・パラ五輪期間にかかる住居喪失者支援の緊急要望書」を提出しました。当日、ビッグイシュー基金からは共同代表の稲葉剛が参加しました。
内容は、①住まいのない人が宿泊できる個室のホテルを十分な量確保すること、②路上生活者への不当な排除が起きないよう関係部署と連携すること、③住民登録がない人のワクチン接種について具体的な流れを示すこと、などです。
基金では今後も、各団体と支援現場の状況を共有しながら、都の施策をウォッチしていきます。

※「要望書」の全文は、こちらをご覧ください。
※これまでの経緯や、今回の要望の解説については、呼びかけ人・北畠拓也さんのnote記事もご参照下さい。

【関連オンラインイベント開催のお知らせ】
7月17日(土)19時半から、Youtube「ビッグイシューチャンネル」でリアルタイム配信イベント「ビッグイシューライブ」を開きます。「要望書」提出団体から、ビッグイシュー基金共同代表/稲葉 剛と、認定NPO法人世界の医療団日本/武石 晶子さんが参加し、緊急要望書の提出に至った経緯やその内容、現状について話し合います。参加は無料。ぜひ当日ご参加いただき、ご質問やコメントをお寄せください。
イベントの詳細、視聴はこちらより