2021年1月29日 - 活動の近況
昨年末、新型コロナの感染拡大とともに寒波が襲来。基金では定例の支援活動に加えて、複数のホームレス支援団体と協働して緊急相談会を開きました。
東京では12月31日に東池袋中央公園で臨時相談会、1月1日、3日に聖イグナチオ教会での「年越し大人食堂2021」を開き、3日間で950個のお弁当を配り、相談者は150人と溢れました。「人生で初めて炊き出しに並んだ。事業が成り立たず、友人を頼っているが、それもずっとは難しい」と話す自営業の30歳男性には、生活保護など利用できる制度の情報提供などを行いました。
年越し大人食堂の活動報告は、こちらもご覧ください。
大阪では、「住まいとくらし緊急サポートプロジェクトOSAKA」が12月30日~1月3日の5日間、西成区内で相談会を開き、基金は相談対応や広報を担いました。21件の相談のうち18人が来所。今夜寝る場所がない人にはホテルでの宿泊の手配、食料の提供も行いました。相談者は20代、30代が半数以上で、コロナの影響で警備の仕事が減った35歳の男性は「年末年始で役所にも相談できず、所持金3000円でどうしようかと思っていた。次の給料が入るまでの支援を受けることができて助かった」と話していました。
「緊急サポートプロジェクトOSAKA」の活動報告は、こちらもご覧ください
そのほか、基金ではホームレス状態の人が寒波から避難するための宿泊費を19人に提供しました。さらに、東京、大阪、北海道、宮城、岡山、鹿児島で炊き出しなどを行う7つの連携団体に計15万円のカンパをしました。