2020年12月25日 - みなさまへのお願い
新型コロナウイルス感染症の世界的な流行後、初めての年末年始を迎えます。例年、年末年始の期間は、日払いの仕事が無くなったり、役所の閉庁などで困窮する人が増えますが、コロナ禍で今年はより多くの人が住まいや仕事を失ったりすることが予想されます。
以下に、2020年末~2021年始の行政および民間の取り組みの一部をまとめました。
生活にお困りの方は、地域や内容をご確認いただき、各窓口までご相談ください。
東京都内で生活にお困りの方へ
生活保護など行政による支援
お住まいの地域、または現在いる場所の福祉事務所にご相談ください。
12月29日〜1月3日までは閉庁していますが、江戸川区などの一部の自治体では、年末年始の期間中も開いています。
東京都内の福祉事務所一覧
新型コロナウイルス感染症の影響による失業等で住まいを失った方は、一時宿泊としてビジネスホテルに無料で泊まれます。
相談窓口の一つである、TOKYOチャレンジネットは12月29日、30日、1月2日は臨時で開所しています。
年末年始において、住まいを失った方へ一時宿泊場所を提供します (東京都HP)
生活相談や食料支援など、民間による支援
ビッグイシュー基金など都内の困窮者支援団体が協働して、12月31日は東池袋中央公園で臨時相談会、1月1日と3日は聖イグナチオ教会で年越し大人食堂2021を実施します。
年末年始の「臨時相談会(池袋)」&「年越し大人食堂2021(四谷)」のご案内
以下の動画も参考にしてください。
(東京編)年末年始に生活に困った時はどうすればいいのか?ビッグイシュー基金稲葉共同代表が紹介します!
大阪府内で生活にお困りの方へ
生活保護など行政による支援
お住まいの地域、または現在いる場所の福祉事務所にご相談ください。
大阪府内の福祉事務所一覧
※12月29日~1月3日の期間、窓口は閉まっています。
・大阪市「越年対策事業」について
大阪市西成区あいりん地域に住み、生活保護を利用していない単身日雇労働者(原則として40歳以上)の方で、年末年始に仕事を得られずに住まいや食事に困る方に対して、年末年始(2020年12月29日午後~2021年1月4日朝)の期間、「あいりんシェルター」または「生活ケアセンター」での宿泊や、食品・日用品等が提供されます。※上記以外の方も利用できることがあります
12月25日、28日、29日(午前中のみ)にあいりんシェルターで事前の登録が必要です。
詳しくはNPO法人釜ヶ崎支援機構のFacebookページをご覧ください。
生活相談や緊急宿泊など民間による支援
基金も参加する「新型コロナ・住まいとくらし緊急サポートプロジェクトOSAKA」で12月30日〜1月3日に相談会を行います。
簡易宿泊所などでの一時的な宿泊場所の提供や、生活の再建に向けたサポートを行います。
相談会の情報及び相談フォーム
以下の動画も参考にしてください。
(大阪編)年末年始に生活に困ったときはどうすればいいのか?NPO法人釜ヶ崎支援機構小林さんに聞いてみました!
その他の地域での支援情報について
・ホームレス支援全国ネットワークが紹介する年末年始の全国支援活動一覧をご覧ください。
・弁護士や司法書士が、住まいや生活保護、労働や借金など、あらゆる相談を受ける無料の電話相談会が12月31日〜1月3日まで行われます。
コロナ災害を乗り越える いのちとくらしを守る なんでも電話相談会
寄付で活動を支えたい方へ
「反貧困ネットワーク・緊急コロナ災害アクション」では、コロナの影響で仕事や住まいを失った人を、連携団体と協力してサポートしています。年末年始の活動費用を募るクラウドファンディングも実施しています。
コロナ禍の年末年始、住まいを失う方にあたたかな居所と支援の手を届けたい!
※ビッグイシュー基金の活動は、寄付参加、ボランティア活動など、市民のみなさまのご参加・ご協力で成り立っております。私たちと一緒に様々な人達の自立を応援してくださいませんか?