2019年9月13日 - 活動の近況
2019年9月に認定NPO法人ビッグイシュー基金は、設立から12周年を迎えました。これもひとえに多くの市民のみなさまの温かい励ましやご協力、お力添えがあったからこそです。本当にありがとうございます。
ビッグイシュー基金は、この12年間で累計12万冊余の『路上脱出ガイド』を配布してきました。こうした全国各地の市民活動の結果として、路上生活者は1万8564人から4555人へと8割ほど減りました。一方で、東京都内の「ネットカフェ難民」は4000人、その6割が40歳未満の若者だと報告されています。さらに子ども女性、高齢者などを含む相対的な貧困者は1995万人(2015年)と言われ、明日にも住まいを失うかもしれない「見えないホームレス」の人々の存在があります。
この状況の中、基金はホームレス状態の人々とともに活動したノウハウを活かし、広がり深まる貧困問題の解決にチャレンジし、「誰にでも居場所と出番のある包摂社会」をつくりたいと考えています。
変わらない応援と、引き続きのご参加をいただきますよう、お願いします。