2018年8月1日 - 活動の近況
いつもビッグイシュー基金へ温かい応援をいただき、本当にありがとうございます。2012年に認定NPOになってから6年間で、基金は10人の方より遺贈・遺産寄付のお申し出をいただきました。
基金はこの10年間、10万4,425冊の『路上脱出ガイド』を配り、その結果もあってか、野宿する路上生活者の数は4,977人へと減りました。しかし、20代、30代のネットカフェで寝る若い人は「見えないホームレス」となっています。背景には女性や子どもの貧困、高齢者の生活困難など複雑・多様化する貧困問題があり、生活に困窮する人が増え続けています。
こうした状況の中で、基金は、ホームレス状態の人々とともに活動しながら、そのノウハウを活かし、広がる貧困問題の解決にチャレンジすることを求められている、と考えています。
「誰にでも居場所と出番のある社会」実現のため、あなたやご家族の大切なご遺志を、託していただけるよう、心よりお願いします。