2017年6月30日 - 活動の近況
厚労省が毎年実施する「ホームレスの実態に関する概数調査」によると、平成29年の全国のホームレス状態の人の数は5,534人、昨年より701人(11.2%)減少しています。
一見喜ばしい状況ですが、この調査は「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる者」と対象を限定、昼間に目視で行われています。ネットカフェや脱法ハウスなどに滞在する人や、日中仕事で移動している人は数字に入っていません。
基金には不安定な住居に暮らす方からの相談が寄せられることも多く、「見えないホームレス」や貧困に対して民間NPOとして何が出来るか、知恵の出しどころだと思っています。