2016年7月30日 - 活動の近況
ギャンブル依存症問題はホームレス状態になる原因であり、また自立への努力を阻む大きな壁でもあります。基金では、この問題に取り組もうと昨年4月に研究グループを設け、内外の文献調査などを行い、その結果を報告書『疑似カジノ化している日本―ギャンブル依存症はどういうかたちの社会問題か?』
(15年10月A4版32p)にまとめました。
さらに、2016年3月より精神科医や依存症回復施設の代表者など専門家の方々をメンバーに迎えて3回にわたる「ギャンブル依存症問題研究会」を開きました。ギャンブル依存症の実態を明らかにし、社会に広く知ってもらうため、依存症からの回復者の方々に協力を得て、ヒアリング調査を行いました。その内容を8月15日に報告書『ギャンブル依存症からの生還―回復者12人の記録』(A4版/88p)にまとめることができました。報告書は当事者12人の方々の回復の道筋の物語と、研究会メンバーがギャンブル依存症問題の今とこれからを議論する「座談会」、の2部構成になっています。当事者の方や家族、支援者が実際に活用できる自助グループ292団体をはじめ、計365の相談先一覧も収録されています。
ご希望の方には無料で送付いたします(着払い送料のみご負担ください)。①お名前②ご住所③冊数を明記のうえ、下記連絡先までお申し込みください。
E-mail:tokyo@bigissue.or.jp
FAX:03-6802-6074