2013年12月21日 - 活動の近況
ビッグイシュー基金ではリーマンショック後に急増した若者ホームレス問題に対応するため、2009年より若者ホームレス支援事業を行ってきました。2012年度は、それまでの「ホームレスの若年化」「若者ホームレス支援」という切り口から、「社会的困難を抱える若者がホームレス状態になりやすい状況をいかに予防するか」という視点へと切り替え、事業をすすめています。今年6月には「社会的困難を抱える若者の支援プログラム集」を発行し、当事者支援に携わるスタッフの方々が、互いの団体が持つ専門性や課題を共有し、当事者を支えるためのネットワーク強化ができればと考えています。さらに、これを使い、互いに顔の見える関係などをつくれればと思い、このたびネットワーク研究集会を企画しました。「当事者が抱える問題に対し、ネットワークの力を活用してサポートしていく」。―その実践についてともに考え、議論し、1人でも多くの当事者に居場所と出番をつくっていくための集いにしたいと思います。ぜひ、ご参加と、また、支援関係者への呼びかけをいただきますようお願い致します。
●第一部:パネルトーク(13:10~14:30)
「他団体と連携した当事者支援のあり方の実践と課題」
・宮本みち子(放送大学教授)「若者支援のこれまでとこれから」 ・鈴木晶子(一般社団法人インクルージョンネットよこはま 理事)「若者支援から若年困窮者への寄り添い型支援への展開と課題」
・井村良英(NPO法人育て上げネット 若年支援事業部 地域担当部長)「ひきこもり、ニート支援から見たネットワーク型支援の課題」
●コーヒーブレイク(14:30~14:50)
●第二部:グループワーク(14:50~17:00終了)
基調報告を元に、5人程度でグループワークを行います。社会的困難を抱えた若者当事者を応援する団体の特徴(強みやプログラム)を共有し、自団体や他団体の強みを生かしどのような連携ができるのか、議論を行います。また、最後に全員で議論の内容を共有します。他分野のこととお思いの方にも、若者支援の有力なプログラムについて知っていただくことができます。他団体と連携し取り組みたいことや当事者支援における課題などがあれば、参加表明の際に事務局までお伝え下さい。できるだけ皆様の要望に沿う形でグループワークができればと思います。
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●日時:2013年12月21日(土)13時00分―17時00分(12時40分受付開始)
●参加費:無料
●場所:アイエスエフネットグループ サポートトレーニングセンター2F
※アクセス :http://www.isfnet.co.jp/company/branch/googlemap/stc_map.html
※住所:港区赤坂7-1-16/※最寄り駅:「青山一丁目」駅 徒歩5分
●参加対象:社会的困難を抱えた若者支援に携わる方ならどなたでも参加可能 (定員50名・先着順)
*ニート・ひきこもり・障がい者・女性・社会的養護・依存症・ホームレス支援などの現場に携わる方たちに参加いただく予定です。
●お申し込みの方法 :下記連絡先までメールをお願いします。(〆切:2013年12月16日(月))
宛先:tokyo@bigissue.or.jp/件名:第2回若者応援ネットワーク研究集会
氏名、団体名、連絡先、支援対象者、活動内容(簡単で結構です)
他団体と連携して取り組みたいこと、また当事者支援における課題をお書きください。
*活動内容と他団体連携に関しての情報は、グループワークのチーム分けに活用させていただきます。
●ビッグイシュー基金の若者ホームレス支援に関するこれまでの取り組み
https://bigissue.or.jp/action/younghomeless/
●問い合わせ窓口:特定非営利活動法人ビッグイシュー基金
TEL:03-6380-5088 Email: tokyo@bigissue.or.jp
●助成:独立行政法人 福祉医療機構