第2回ビッグイシュー日韓シンポジウムを開催しました

2012年8月30日 - 活動の近況

韓国にとって歴史的な大型台風が朝鮮半島を襲い、日程の変更を強いられたものの、8月28日から30日に予定を変更し「第2回日韓ビッグイシュー日韓シンポジウム」を開催しました。

シンポジウムでは、両国ビッグイシューの活動報告の第1部に続き、第2部で若者をとりまくホームレス問題をテーマに進められました。まず、日本で作成した『若者ホームレス白書』をもとに、日本側から若者ホームレス問題の状況を紹介。家庭的基盤や人間関係の脆弱さ、福祉行政につながりにくい障害や精神疾患の問題、さらにはひきこもりや養護施設出身者の卒業後のケアの問題など、隣接する諸問題との地続き性をお伝えしました。

つづいて、韓国の支援者・研究者からの報告。韓国でも若者の雇用不安・雇用の質の低下(非正規雇用の増加、低賃金、社会保険からの排除)が不安定な住居状況に直結しているということでした。考試院やネットカフェなど、質の悪い環境で生活する若者が多く、このことには「当事者が多数集まる場には出向かない」、「社会からの烙印を嫌って、支援の対象となるチョッパンには泊まらない」といった、韓国における40―50代の典型的なホームレス像と異なる、若者独特の行動形態が影響しているということでした。

日本の『若者ホームレス白書』の調査でも、「炊き出しには並びたくない」「路上で寝るよりは食費を削ってでもネットカフェで寝る」と話した日本の若者ホームレスと、どことなく似ているように思われます。また、韓国では10-30代の死亡率の第1位が自殺であるなど、韓国の若者がぎりぎりのところまで追い詰められている実態が明らかにされました。

両国の若者が置かれている過酷な状況の類似性には注目せざるをえないものがありますが、いくつもの共通点があるからこそ、政策や団体同士の連携など、互いに知恵を出し合っていけば、解決に向けた光明が見出せるのではないかという希望も感じられる場となりました。

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