【終了しました】 8月末、ホームレス日韓交流をおこないます

2012年8月28日 - 活動の近況

■日韓交流プロジェクトの経緯と概要
2011年ホームレスワールドカップパリ大会の舞台で初の「日韓戦」が行われ、結果は0‐3で日本の敗戦でした。試合後、お互いのプレーを称え、両国の選手からの提案で、互いの歩んできた人生やこれからの目標について語りあう場がもたれました。選手たちは、「場所は離れているが、共に頑張っていこう」という約束を交わしました。
この時に、両国のホームレス問題について、韓国でも日本と同様に非正規雇用の増加と、リーマンショック以降、20代30代の若者ホームレスが増えているという話がありました。また、韓国では「社会的企業育成法」 という「低所得者や若者を含めた社会的弱者層への社会サービスの提供や雇用創出を担う企業」を応援する法律ができたなど、若者や弱者を支える社会的な仕組みが充実していることも紹介されました。そして、昨年12月にはソウルで「日韓ビッグイシューフォーラム」を開きました。

今回の日韓交流では、スポーツを通じたホームレス状態の当事者間の交流を通して当事者が国を超えてつながり、希望や自信を感じられる機会をつくりたいと思います。また、日韓の若者ホームレス問題についてのシンポジウム、韓国のホームレス支援団体及び弱者支援の社会的企業への視察をおこなうことで、国を超えた社会的困窮問題の解決へむけたネットワーク強化のきっかけにできればと考えています。

■スケジュール
8月28日:ビッグイシュー日韓交流シンポジウム
「貧困と社会的排除に立ち向かいホームレスの自立を支援するビッグイシューの挑戦」
8月29日:ホームレス日韓戦
8月30日:ソウル市のホームレス支援団体及び弱者支援の社会的企業視察

■後援
ソウル特別市、保健福祉部、永登浦(ヨンドゥンポ)区役所
大阪市立大学都市研究プラザ
路上の天使たち, 国際開発NGO Good People, 青年ユニオン, 社団法人シーズ

■助成
独立行政法人国際交流基金

■共催
認定NPO法人ビッグイシュー基金
ビッグイシューコリア(The Big Issue Korea)